ベテラン保護司から体験談を聞く

 自主研修会を令和5年2月2日午後1時半から、とかちプラザ視聴覚室で開きました。対象者処遇の経験交流のため、葛谷しのぶ、佐藤範幸、三浦将宏の3ベテラン保護司から体験談をお聞きしました。保護司36人が参加しました。

 葛谷保護司は薬物使用から抜け出せない対象者を担当した経験を話し、「いろいろ考えさせられたが、目線を合わせ、環境を理解することが大事」と述べました。70件以上の対象者を受け持った佐藤保護司は「観察所で預かっていた運転免許を返した対象者が死亡事故を起こした。あの時、強硬に返還に反対していれば」と振り返り「保護司からの押し付けではなく本人に考えてもらうことが大事」と話しました。三浦保護司は「10年間でちょうど10人を担当した。関係づくりに気を使った」と述べました。

 参加保護司からは「面接時に中だるみはなかったか」「一緒にご飯食べるときとかは金銭的にどうしているのか」など活発な質問が出されました。